● 省エネ7:住宅工夫      

水をかしこくリサイクル、雨水・中水の利用 (703)
私たちの暮らしにいちばん身近な水資源である雨を、もつと有効に活用するために開発されたのが一般住宅用の雨水利用システムです。屋根に降った雨を雨どいで集めてタンクや貯水槽に蓄え、トイレの洗浄水や庭木への散水などに利用できるようにするものです。  シンプルな構造で設備スペースも小さくて済み設置費用もそれほどかかりません。水道水を確実に節約でき、災害時にも頼もしい味方となります。まさに、多雨国家の日本に適した手軽な省エネシステムです。
           (  財団法人/省エネルギーセンター「コンシューマーズガイド」より  )

東京都水道局の調査では一般家庭の水道使用量は4人家族で1日当たり720リットルです、また水道使用目的別実態調査によれば、風呂で26%、トイレで24%、炊事で22%、洗濯で20%、洗面・他で8%の使用となっています。

中水の利用で水道利用量の削減を
 中水とは上水、下水と並べれば想像がつくと思いますが、普通は上水道から出てくる水道水を利用しその後下水道に流しますが、中水は生活用水として使った水をもう一度再利用するという方法のことをいいます。  利用方法は、風呂の残り水や洗濯の余り水を貯水槽などに貯めて、ポンプを利用してトイレなどに入れることです。これには、貯水槽に併せて簡易汚水揚水中ポンプや、中水配水用の配管、貯水槽からトイレへの電気配線・コンセントなどが必要になります。  トイレへの利用まで考えなくても、雨水の利用と同様に庭・植木への散水に利用するのも現実的な考えと思われます。 お手軽な雨水の利用方法は、雨どいから雨水貯留槽へパイプを引き込みます。タンクにはオーバーフロー用の排水口・ホースと、給水口・ホースが付いていることが一般的ですが、場所が許せば不要になった大きな容器や、風呂桶に入れて汲み上げる方法もあります。( 簡易な雨水の利用状況 下右写真 )

中水の利用方法は洗濯水を例にすると、洗濯場の床に穴をあけて貯水槽までパイプ( ホームセンターなどで販売しているUV管を利用すると材料の調達に便利 )を配管した排水口を設置する。
中水の貯め方は洗濯の念入りなすすぎの時に、洗濯機の排水ホースを通常の排水口から貯水槽用の排水口に入れる。風呂の残り水は洗濯の時に入れて使用するか、風呂ポンプ(最初の10秒ほどスイッチを入れればサイフォンの原理で自動的に流れる)で貯水槽用の排水口にいれる。
設置の留意事項は、排水管の勾配が1m当たり1cm必要ですので貯水槽の置き場、形状を検討する必要があります。
右の写真は、雨水を雨どいから取り込んで貯水した例ですが、貯留槽は15,000円程度で購入できます。

雨水の循環リサイクル雨水貯留槽